【こども創意工夫塾】【大人のための図工教室】

創意工夫して問題を解決する力を育む造形教室(米原)

News:その他

 当組織では、次のような行為が認められた場合には所管警察署に通報致します。

 ・ 暴力・暴言・大声・脅迫的な言動
 ・ 性的な行為の強要やセクシャルハラスメント
 ・ 金品の要求や盗み
 ・ 写真・ビデオなどの隠し撮り行為
 ・ 解決しがたい繰り返しの要求
 上記以外でも、業務妨害・迷惑行為だと思われるものはすべて行政機関への相談案件として取り扱います。その際は録画・録音・データ保存等の対応を取らせて頂き、必要があればそれらを相談先へ提出致しますので、予めご了承ください。安全な組織運営のために、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

News:お知らせ・履歴

(2020年9月5日 更新)

 

2020年10月05日 大人のための図工教室:工作体験クラス トライアル開始

2020年09月下旬 こども創意工夫塾:米原教室 後期再編開始(11月より2コース・5クラス制に移行)

2020年09月から こども創意工夫塾:米原教室「秋の体験教室」(3種5クラス開講)

2020年09月05日 WEBページ再編

2020年07月07日 大人のための図工教室:絵画基礎クラス トライアル開始

2020年08月上旬 こども創意工夫塾:米原教室「夏の体験教室」(3種3クラス開講)

2020年06月中旬 こども創意工夫塾:長浜教室 拠点移動・休止・体制変更準備開始

2019年11月中旬 こども創意工夫塾:長浜教室 トライアル開始

2015年05月中旬 こども創意工夫塾:米原教室 スタート(その後再編を繰り返す)

こども創意工夫塾:FAQ

(2021年2月21日 更新)

【内容・クラス】

『小学校の図画工作とはどう違うのですか?』
デザイン思考、プログラミング的思考を重視しており、算数の知識を必要とする課題を多く設定しています(数や長さ等については、学年に合わせて説明方法を変えて対応しております)。小学校の図画工作に比べて制作課題は難解だと思います。

塾としては「創意工夫して問題を解決する力を育むこと」を目標とし、制作課題を読み解き、自分なりにアイディアを練り形にするプロセスを重視している都合上、いずれの教室も基本的には1回完結型(1回90~120分で制作)の授業スタイルです。限られた時間内にベストを尽くす習慣を身に付けて頂ければと思います。

しかし生徒様ご本人にはあまり難しく考えず「簡単にはできないけど楽しい」と感じて頂けるような内容を目指しています。また、発表と質疑応答の時間を設けており、自分の考えたもの・ことを言葉で人に伝える練習に取り組んで頂きます。

 

『年齢別クラスはないのですか?』
通常授業のクラスでは年齢別クラスはございません。同課題に対しそれぞれのレベルに合わせて取り組み方を変えて対応しております。ただし発達の特性の都合上、一部の体験教室では年齢制限を設けております。

 

『塾に通ったら図工がうまくなりますか?』
当塾に通うだけではうまくなりません、ご家庭での制作が必要です。

当塾では「自ら作り続けられるようになること」を目指して指導しており、テクニック以上に「自分で材料を選ぶこと」「自分でテーマを決めること」「こだわること」など、生徒様ご本人の選択を尊重した自由度の高い授業を実践しております。周囲の様々なもの・ことから刺激を受け、自ら創意工夫しながら制作できるようになって頂きたく思います。

 

『塾にお友達がいないのですが、大丈夫でしょうか?』
特に問題ありません。生徒様の大半の方は個人で自主的に「習い事に来ている」という意識で参加し制作されています。また、制作ペースや理解力を考慮し、講師が教室内の座席を決めているため、お友達同士で来られていても席が隣同士にならない場合があります。

授業自体が個人主義で、誰かと協力して取り組むような内容ではないので、仮に塾で友達ができなくても孤独にはならないと思います。知らない人と道具や材料を譲り合う協調性や、制作課題に一生懸命取り組む集中力があればご参加頂けます。どうぞお気軽にお越しください。

 

米原教室の工作コースと図工コースはどう違うのですか?』

工作コース(年長~小6)は立体表現をメインとし、図工コース(小3~大人)は立体表現と平面表現が半分ずつあり、前者が1期5回に対し後者は1期10回で、回数が大きく異なります。いずれの制作課題も1回完結型で、立体表現課題は工作コースも図工コースも同じものです。

図工コースの平面表現は、発想重視課題と技術重視課題の制作課題をほぼ半分ずつ設定しており「おえかきを卒業し、絵画を学びたい」という方向けのコースとなります。

どちらか迷われている場合や、他に習い事をされている場合、まずは工作コースに参加されることをオススメ致します。工作コースでは物足りなくなった段階で、図工コースに転向されるとスムーズに制作して頂けると考えていますが、平面表現に比べて立体表現に苦手意識を持たれている場合は最初から図工コースにご参加頂く方が良いと思います。発達の特性の都合と集中力の都合により、図工コースの対象年齢は小3以上とさせて頂いております。

【持ち物・服装】

『必要な持ち物はなんですか?』
水分補給用の飲料はご持参ください。それ以外の道具・材料は全て教室側が準備致します。お菓子やゲーム機等、授業進行に支障をきたす物の持ち込みはご遠慮ください。万が一持ち込まれた場合、授業中に鞄から出すことは許しません。鞄がない場合は授業終了まで講師が預かります。集中して制作できる環境作りにご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

『どんな格好で授業を受けると良いですか?』
汚れても問題のない服装でお越しください。

※2020年度より教室(冷暖房完備)内では原則としてマスク着用での制作をお願いしております。ご協力よろしくお願い致します。

【道具・材料・料金のこと】

 『なぜ授業料に道具代・材料代を含んでいるのですか?』
①生徒全員が同じ条件で制作できるようにするため。
②忘れもの対策として。
③気楽に始めて、気楽に辞められるようにするため。
等々。

当教室に通って頂けることはとても嬉しいのですが、途中で図工以外に興味を持つようになるということも、とても幸せなことだと思っています。他の習い事を検討する際に、「道具を買ってしまったから途中で辞めるのは勿体ない」「途中で辞めると言い出すのが億劫」といった理由で、別の分野に挑戦する機会を逃すことは勿体ないと考えています。③を目指すために、道具・材料を塾内共有とし、通常授業は1期毎にお申込み頂く体制としています。

前述の通り、道具と材料は塾内で使い回しているため、自分以外の人も使うことを念頭に置き、大事にお使いください。

 

 『保険料以外の追加徴収は本当に不要ですか?』
不要です。授業料では足りない内容の体験につきましては「体験授業」として別枠で準備致します。その際に別途料金が必要となりますが、普段の通常授業時に追加徴収はございません。(※米原教室は授業料に保険料を含んでいます)

 

『なぜ米原教室と長浜教室とでは、値段が異なるのですか?』

教室環境が異なるためです。

米原教室の会場はすぱーく米原・事務室の一画となるため、長浜教室より手狭です。また、教室以外の来客・電話対応をせざるを得ない状況になる場合があります。その際、生徒の方の制作ペースが乱れる可能性があるため、料金をかなり抑えています。

長浜教室の会場は、LOCO Living内の1室であり米原教室より広い会場となります。また、教室以外の来客・電話に対応する必要のない環境で、講師は授業のみに集中できるため、米原教室と料金に差を付けています。

【保護者の方】

 『保護者の付き添いは可能ですか?』

継続して塾に通うかどうか判断したい場合は付き添いを推奨しておりますが、通常授業は原則としてご遠慮頂いております。
前者については、お子様が塾で楽しくアイディアを練って制作することができるのか、保護者の方にご判断頂きたいので付き添いを推奨しております。お子様のためにならない塾に時間とお金をかけるべきではありません。相性がありますので、よく見極めて頂きたいと思います。

一方で、今までの経験上、授業中に保護者の方がお近くにいらっしゃるとお子様は保護者の方の顔色を伺い、集中して制作できない傾向にあるように感じます。自分のペースでのびのび制作して頂きたいため、通常授業では付き添いをご遠慮頂いております。ただし、お子様が不安を感じていらっしゃる場合は、安心して制作に励んで頂くためにもご同伴頂けますと幸いです。

いずれにせよ、楽しく、集中して、一生懸命に制作できる環境作りにご協力よろしくお願い申し上げます。

 

『保護者に役員や当番はありますか?』

現在のところありません。保護者の方のご負担をできる限り減らすことも塾の使命の1つであると考えています。

こども創意工夫塾:課題解説・制作の様子

(2022年9月1日 更新) 

いずれも、特記がない限りは1回90~120分・1回完結型レッスン用の制作課題です。

「制作課題を読み解き、自分なりにアイディアを練り形にするプロセス」と構造の理解を重視しており、時間の都合もあって作品精度は二の次になりがちです。予めご了承ください。

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※課題名をクリックorタップ願います。

※管理上の都合により課題名称順に並べています。(実施順ではありません)

こども創意工夫塾:米原教室(2023年度)

(2023年2月17日・更新)
※2023年度分(2023年4月~2024年3月分)の情報を掲載しています。2023年度分の申込期間や空き状況につきましてはTOPページをご参照ください。
※体験申込につきましては、本ページ後述のRESERVA(予約システム)もしくは電話・メールにて承ります。

コース

いずれのコースも前期・後期制で、1回完結型の制作課題を設定しています。異学年合同の少人数クラスで、冒頭の説明以外は基本的に個別指導となります。

工作コース (小1~小6・月1回)
当教室の標準プログラムで、制作課題(1期5回)の割合は工作3:造形1:デザイン1です。
制作課題を読み解き、自分なりにアイディアを練り形にするプロセスを重視しています。
図工コース (小3~・月2回)
工作コースの発展プログラムで、工作コースでは物足りなくなった方向けのコースです。
制作課題(1期10回)の割合は工作3:造形1:絵画5:デザイン1で、絵画課題は観察力と描画力を磨くことを目指します。
絵画コース (小3~・月2回)
図工コースの発展プログラムで、「お絵かき」を卒業し「絵画」へ移行することを目指すコースです。
制作課題(1期10回)の割合は工作1:造形1:絵画7:デザイン1です。

内容(2023年度)

■ 工作コース
前期 ※8月休み
5月 立体図形
6月 ベルトコンベアの模型
7月 ねんど模造
9月 積み木のデザイン
10月 ビー玉コースター
後期
11月 立体図形
12月 跳ね橋の模型
1月 ねんど模造
2月 すべり台のデザイン
3月 立体ボードゲーム

■ 図工コース
前期 ※8月休み
5月 鉛筆基礎、立体図形
6月 水彩基礎、ねんど模造
7月 ベルトコンベアの模型、鉛筆デッサン
9月 水彩画、積み木のデザイン
10月 絵画表現、ビー玉コースター
後期
11月 鉛筆基礎、立体図形
12月 水彩基礎、ねんど模造
1月 跳ね橋の模型、鉛筆デッサン
2月 水彩画、すべり台のデザイン
3月 絵画表現、立体ボードゲーム

■ 絵画コース
前期 ※8月休み
5月 鉛筆基礎、水彩基礎
6月 鉛筆デッサン、ねんど模造
7月 鉛筆デッサン、色彩構成
9月 水彩画、積み木のデザイン
10月 絵画表現、ベルトコンベアの模型+ビー玉コースター
後期
11月 鉛筆基礎、水彩基礎
12月 鉛筆デッサン、ねんど模造
1月 鉛筆デッサン、色彩構成
2月 水彩画、すべり台のデザイン
3月 絵画表現、跳ね橋の模型+立体ボードゲーム

クラス編成

クラス名はスケジュール管理の都合によるもので、制作レベルは関係ありません。ご都合に合う日程のクラスをお選びください。絵画コースと図工コースは混成クラスのため、クラスをご選択頂いてからコースをお選びください。

工作コース(小1~小6・月1回・1期全5回)
1Aクラス(第1土曜9:30~11:30)
2Aクラス(第2土曜9:30~11:30)
2Bクラス(第2土曜13:30~15:30)
3Aクラス(第3土曜9:30~11:30)
4Aクラス(第4土曜9:30~11:30)
4Bクラス(第4土曜13:30~15:30)
4Cクラス(第4日曜9:30~11:30)
4Dクラス(第4日曜13:30~15:30)

図工コース、絵画コース(小3~・月2回・1期全10回)
土Bクラス(第1・3土曜13:30~15:30
日Aクラス(第1・3日曜9:30~11:30)
日Bクラス(第1・3日曜13:30~15:30)

会場・レッスン料

会   場: すぱーく米原・事務室(滋賀県米原市入江292)
レッスン料:
米原教室はいずれのコース・クラスも料金に材料費・道具代・保険料を含んでおります。通常レッスン料の追加徴収予定はありません。水分補給用の飲料はレッスン料に含まれておりません、ご持参ください。通常レッスン以外の体験教室に参加される場合は、別途申込・参加料が必要です。
※MOS会員=MOSスポーツクラブ会員

工作コース (1期5回)
一   般:
 新規1期 7,000円 / 継続1期 6,000円
MOS会員: 新規1期 4,000円 / 継続1期 3,000円

絵画コース、図工コース (月2回・1期全10回)
一   般: 新規1期 14,000円 / 継続1期 12,000円
MOS会員: 新規1期 8,000円 / 継続1期 6,000円

お申込み・お支払い方法

通常レッスン:
いずれのコース・クラスも窓口(すぱーく米原 ※月曜休館)での事前申込・前納制です。お手数とは存じますが、すぱーく米原の開館日(9:00~17:00)窓口にてお申込みの上、申し込まれる期間分の料金をお納め願います。

体験レッスン
体験参加方法は2通りあり、いずれも1回1,500円(当日払い)です。
① 通常レッスンに体験参加する(1日体験)
予約システム上の「こども創意:体験」が通常レッスンの1日体験枠となります。
クラスの空き状況次第ですが、空席が2枠以上あってもクラス在籍者との兼ね合いから、体験は空席のあるクラスに限り各回1名様のみの受け入れとなります。また、制作課題の難易度の都合により、各期終盤レッスンの体験受け入れ予定はありません。
② 体験専用レッスン(体験教室)に参加する
不定期開催です。最新の日程につきましてはMOSスポーツクラブ公式ブログ(http://npomos-maibara.hatenablog.com/entry/top)をご参照の上、MOSスポーツクラブの予約ページよりお申込願います。

WEB予約

https://reserva.be/npomos

※詳細は予約ページ内「About Us」と後述参照。

予約システムについて

RESERVAの予約システムを利用しています。(※一部講座を除く)

予約確認メールは予約システムを経由して「noreply@reserva」より自動配信されます。メール設定によってはメールが届かない、あるいは迷惑メールボックスに振り分けられる場合がございます。メール設定のご確認をお願い致します。携帯キャリアの設定につきましては下記をご参照ください。
docomo迷惑メール対策の受信リスト/拒否リスト設定 | お知らせ | NTTドコモ

au → 受信リスト設定 | 迷惑メールフィルター機能 | au
softbank → 受信許可・拒否設定 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

こども創意工夫塾:指導要領

(2023年4月30日・加筆修正)

こども創意工夫塾の共通ルール

① 人の話を聞く時は、手を止めて静かにしよう。

② ルールやマナーを守ろう。人の邪魔をしてはいけません。

③ あれこれ考え、実験を繰り返し、工夫して作ろう。

④ 時間内に完成しなくても、最後まで丁寧に作ろう。(続きは家で作ってください)

⑤ 最低でも45分は課題制作に取り組もう。

 

レッスンの進め方

こども創意工夫塾の各レッスンは異学年合同の1回完結型で、課題制作後は自由工作の時間としています。課題説明と発表以外は個別指導で、課題自体は全員共通(※コースにより内容が異なります)ではありますが、事前組立量などを調整することで個別に難易度を調整しています。競争の場ではないので、自分のペースで制作に励んで頂きたく思っています。

課題制作はインプット、自由工作はアウトプットの時間と位置付けており、制作課題は課題ごとに様々なねらいがあり、決められた条件の下で制作して頂くことになります。一方、自由工作は「作ったものは家に持って帰ること」以外は特に条件はありません。課題制作とは違い自分の思うように制作できる時間ということもあり、自由工作の方が集中して制作に励む傾向にありますが、この集中して取り組む時間こそ1番大事なことだと思っています。ただし、最低でも45分は課題制作に取り組むことを教室のルールにしています。

 

指導方針

「制作課題を読み解き、自分なりにアイディアを練り形にするプロセス」を重視しています。いずれの制作課題もトライ&エラーを繰り返すことを意識しており、試行錯誤する必要がある、なかなか難しい内容です。上手に作ることは求めておらず、図工を通してあれこれ工夫する経験を重ねて欲しいと考えています。挑戦するあまり、形にならないことも多々ありますが、挑戦することで得られる経験はとても貴重なものなので、チャレンジする姿勢を褒める主義です。

 

コースについて

※長浜教室は米原教室の工作コースをベースとしつつ平面課題を導入した内容で、コース選択はありません。

講師としては、小学生の内は「立体工作」を重視しており、初めてこども創意工夫塾に在籍される方にはまず「工作コース」もしくは「図工コース」を勧めることにしています。立体工作体験によって磨かれる空間把握能力(空間認識能力)は、描画する上でとても大切な能力です。モチーフの立体的な位置関係を脳内で正しく処理できれば、立体的な描画が容易になるので、まずは立体工作経験を積むことを目指しています。

米原教室の図工コース・絵画コースは、工作コースのステップアップ先で「お絵描きを卒業し絵画へ移行する」ことを目指しています。ただしレッスンは1回完結型なので、時間の都合によりほとんどの平面課題は基礎技術を磨くことを意識した内容です。上手に描くというより、道具を自在に扱うことや物を見る力を育むことを意識しています。描画力は「真剣に目の前のものと向き合って描いた分」しか向上せず、真剣に取り組んでいてもご本人が上達を実感できるまでとても時間がかかります。それでも頑張ってみたいという方には、ぜひ挑戦して頂きたく思います。

 

課題内容とデザイン

すべての教室で半年に1度は必ず「デザインという考え方を意識する」課題を設定しています。小学校の図画工作の学習指導要領は少しずつ変更されますが、基本的には自己表現を重視した内容です。しかし、社会とデザインは密接に関わっているため、デザインという考え方に触れて欲しいという思いもありデザイン課題を取り入れています。

導入に伴い当教室では「アートは自己表現手段、デザインは問題解決手段」という解釈で課題を設定しています。ただし、小学生向けの教室ですので、深くは追及せず「自分が作りたいものと、課題で求められているもの」を切り離して考えることができれば十分という思いで指導しています。たとえば「自分はこの色が好きだけれど、別の色の方がバランスが良いと思う」「人のサイズが消しゴムだとしたら、もののサイズはこれくらいかな」など、自分の好きなように作りたいという気持ちから一歩離れて、冷静に作品を見つめ、その作品にあった方がいいものを考えられるようになって頂ければと思っています。

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「マカロニ橋」(小3・作)

 

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「ミラーイリュージョン」(小4・作)

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自由工作の様子(ダンボール製の野菜畑、それぞれ着脱可)(小4・作)

カリキュラム:長浜教室

1期6回を1サイクルとしています。

① 道具や材料の扱いに慣れる、教室やクラスに慣れる(立体基礎)

② 道具や材料の扱いに慣れる(平面基礎)

③ 空間や構造を意識する(模型工作)

④ 観察力を養う(粘土模造)

⑤ 総合的な平面造形表現(平面応用)

⑥ 総合的な立体造形表現 or デザインという考え方を意識する(立体応用)

カリキュラム:米原教室

工作コース(月1回・1期全5回)

① 道具や材料の扱いに慣れる、新たなクラスに慣れる(立体基礎)

② 空間や構造を意識する(模型工作)

③ 観察力を養う(粘土模造)

④ デザインという考え方を意識する(立体応用)

⑤ 総合的な立体造形表現(立体応用)

こども創意工夫塾の標準プログラムで、立体工作を重視した内容です。

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「ショーケースの模型」(テーマ:宇宙)(小5・作)

 

図工コース(月2回・1期全10回)

① 道具や材料の扱いに慣れる、新たなクラスに慣れる(平面基礎)

② 道具や材料の扱いに慣れる(立体基礎)

③ 描画基礎(平面基礎)

④ 観察力を養う(粘土模造)

⑤ 空間や構造を意識する(模型工作)

⑥ 描画基礎(平面基礎)

⑦ 描画基礎(平面基礎)

⑧ デザインという考え方を意識する(立体応用)

⑨ 総合的な平面造形表現(平面応用)

⑩ 総合的な立体造形表現(立体応用)

工作コースの内容に平面課題を加えた内容です。「お絵かき」を卒業し「絵画」へ移行することを目標としているため、対象年齢は原則として小3以上としています。

 

絵画コース(月2回・1期全10回)

① 道具や材料の扱いに慣れる、新たなクラスに慣れる(平面基礎)

② 描画基礎(平面基礎)

③ 描画基礎(平面基礎)

④ 観察力を養う(粘土模造)

⑤ 描画基礎(模型工作)

⑥ 描画基礎(平面基礎)

⑦ 描画基礎(平面基礎)

⑧ デザインという考え方を意識する(立体応用)

⑨ 総合的な平面造形表現(平面応用)

⑩ 空間や構造を意識する(模型工作)+ 総合的な立体造形表現(立体応用)

図工コースの一部を更に平面課題へ置き換え、図工コースより「お絵かき」を卒業し「絵画」へ移行することを強く意識した内容です。絵画コースは、原則として工作コース・図工コースもしくは学校等で立体工作経験を十分に重ねた小3以上としています。

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鉛筆と色鉛筆による写生の様子

こども創意工夫塾:目標・ポリシー・講師

(2020年10月1日 更新)

目標:「創意工夫して問題を解決する力」を育む造形教室

図画工作には、実は様々な力が必要です。

制作課題を読み解く力、材料を探す力、アイディアを練る力、計画を立てる力、考えたものを形にす表現力や技術力。作品を発表するプレゼンテーション力も求められます。これらの力は、図画工作以外の分野でも必要なものではないでしょうか。

将来どんな道に進むとしても、様々な問題に直面することになるでしょう。そんな時、工夫して問題を解決できる人であって欲しいという願いを込め、図画工作を通して「創意工夫して問題を解決する力を育むこと」を教室の目標としました。

とはいえ、基本は「楽しく」です。楽しく一生懸命に制作に励んで頂ければと思います。

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ポリシー

① アイディアを練って形にする、作りながら考える

アイディアの捻出方法は人それぞれです。当塾では、制作に入る前に制作課題に関する設問に答える形で言葉でアイディアを導いた後、実際に作り試行錯誤する中で別のアイディアが閃くような制作課題の提供を目標としています。考えた通りにいかないこと、作っている途中で新たなアイディアを思いつくことを体感して頂きたいと考えます。

② 失敗を経験してから成功のコツを掴む

成功体験だけでは根気が育たないと考えています。そこで、あえてなかなか思い通りにいかない課題設定を心がけ、手出し・口出しは極力避けてヒントや提案に留めます。危険な行為やマナー違反でない限りは黙って見守り、失敗しても挑戦する姿勢を褒めます。成功のコツは自分自身で掴んで欲しいと考えています。

③ 基本は褒めるが、おだてない

褒めて伸ばすことを基本としています。しかし、手を抜くことはたしなめます。「これくらいでいいや」ではなく「これでいいのか?」と自問自答できる人になって欲しいと考えています。自己肯定感を養い、表現力を高めつつ、自己満足を超えられる作り手になって頂きたく思います。

④ 自ら決める練習をする

制作において「何を使うか」ということはとても重要な要素です。そこで、当塾では自分で決める機会を可能な限り用意することを心がけています。材料を選ぶ、道具を選ぶ、どう作るか考える、題名を考える・・・課題制作自体も、1度は修正・改善するよう指示しているとはいえ、最終的には自分自身で完成したかどうかを決めて頂きます。

⑤ 感性を育む

図画工作体験を通して五感を刺激し、様々なもの・こと・考えを知り、柔軟に受け入れ、豊かな感性を育んで欲しいと考えています。当塾では異学年合同でそれぞれ同じ制作課題に取り組みます。同じ課題でも作り手が異なるとまったく違うものができること、それぞれ感じ取り方が違うことを実感して頂きたく思います。

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講師

廣瀬 薫 Kaoru Hirose

2013年 富山大学芸術文化学部デザイン工芸コース卒業(コース名は卒業時のもの)

≪ご挨拶≫

「つくること」とは何かと考えてみると、自分の考えを表現した作品以外にも身の回りにはとてもたくさんの「つくること」があふれていることに気付きます。学ぶもの、食べるもの、着るもの、住む家、遊ぶ場所、視聴するもの・・・その先には更にそれらを構成する素材をつくる人がいて「つくること」は社会の中で連鎖しています。

 そんな社会の中で「つくること」を幅広く実践していけるよう、アートとデザインだけでなく芸術以外の分野にも繋がるような課題設定を意識しているのが「こども創意工夫塾」の特徴だと考えます。2014年にこども創意工夫塾を米原で立ち上げ、試行錯誤しながら続け、5年目の節目に長浜でも教室を開講する機会に恵まれました。そこで改めてこども創意工夫塾のポリシーやカリキュラムを練り直してみました。これは私自身にとって「つくること」の1つであり、挑戦です。

 社会の中で「つくること」とは何か、生徒の方のためになる塾・講師とは何か、日々考えながら、今後も更に進化・深化を続けられる塾でありたいと考えています。

(2019年8月30日 こども創意工夫塾 主宰・主任講師 廣瀬 薫)

(2020年9月29日 加筆修正)