【こども創意工夫塾】【大人のための図工教室】

創意工夫して問題を解決する力を育む造形教室(米原)

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(2024年3月31日・TOPページ一部更新)
本ブログは「こども創意工夫塾」「大人のための図工教室」等についてお知らせすることを目的とした、HP代わりに利用しているブログです。そのため1つの記事を繰り返し編集しています。最終更新日は各記事左上の更新日時をご参照ください。

※本記事はブログトップに固定するため投稿日時を2030年1月1日に設定しています。

2023年度 こども創意工夫塾作品展のお知らせ

2024年3月16・17日 (9:00~16:30)
会  場: 米原市役所本庁舎3階 会議室3-C(TETTE MAIBARA横)
アクセス: JR米原駅(東口)から徒歩すぐ(庁舎駐車場は入庫後2時間無料)

※主宰・講師は両日ともレッスン予定があるため「各日12:30前後」と「16時頃~16:30」のみ在廊予定です。両日とも不在にしており申し訳ありませんが、ご来場頂けますと幸いです。

課題解説(2022/7/18更新)

他の解説は「課題解説」ページ(ブログ内リンク)をご参照ください。

2024年度 こども創意工夫塾 クラス申込案内(2024/2/7時点)

2024年度前期(2024年4月~2024年10月)のクラス申込については、在籍者調整の都合により後述の通り優先申込期間を段階的に設けております。

長浜教室
終了(米原教室へ統合)

米原教室(前期2024年5~10月)

①2023年度(後期)所属クラス優先期間 (チラシ先行配布~3/17)
現在在籍中のクラスへ優先的に申込できる期間(対象:各クラス在籍者)
②2023年度(後期)教室在籍者優先期間 (3/20~3/31)
現在在籍中の教室の「他のクラス」へ優先的に申込できる期間(対象:各教室在籍者)
③教室在籍者きょうだい優先期間 (3/20~3/31)
現在教室に在籍中の兄弟姉妹が各クラスへ優先的に申込できる期間(対象:各教室在籍者の兄弟姉妹)
④一般申込期間(仮申込)(4/20~4/28)
在籍申込は受け付けるものの、ミスマッチを避けるために各期初回レッスンは体験としてご参加頂き、初回レッスン後正式に在籍するか改めてご判断頂きます。初回レッスン料は回数割し、正式に在籍される場合は残り回数分をまとめてお納め願います。

【2023年度の空席状況】

絵画・図工コース(土C) / 工作コース(1A、3A、2C、4F)
※空席のあるクラス一覧です。記載のないクラスは満席です。

レッスン予定

■各期途中からの加入について:
空席のあるクラスに限り各期途中からの加入を受け入れています。ただし、ミスマッチを避けるために初回レッスン時はひとまず体験レッスン扱いとし、レッスン終了後に「ひとまず体験料をお納め頂く」ことにしています。その後、在籍を希望される場合は、残り回数分を算出しお納め頂きます。レッスンにご参加頂くお子様ご本人の気持ちが1番大切ですので、ご本人の気持ちや講師との相性、日常生活とのバランス等を考慮し、在籍についてご判断頂ければと思います。(レッスン料は教室・内容・在籍者区分により異なります)

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本ブログについて

本ブログは「こども創意工夫塾」「大人のための図工教室」等についてお知らせすることを目的とした、HP代わりに利用しているブログです。そのため、1つの記事を繰り返し編集しwebページとして利用しています。実際の更新日は各ページ左上の更新日をご参照ください。

課題解説:紙編み立体

小3(2期目)の作品

概要

2022年度(前期)の工作コースおよび図工コースの初回用として設定した課題で、「条件付きの制作に慣れること」を目標としました。
WEB上で見かけた紙編みと、切子模様折り紙を購入した際に紹介されていた折り紙ランプシェードから着想を得て、年長~小6クラスの初回課題用に立体的な色彩構成のイメージで共通パーツを設計しました。

レッスンの進め方

粘土以外の立体課題は基本的に、課題に関係する質問に対しあれこれ考えてから制作に入ります。今回は、色の組み合わせを考える時間として「良いと思う色の組み合わせを5つ書いてみましょう」という問いを設定しました。答え合わせ等は特になく、自分の感覚や考えを言葉にする練習と、材料を前に気持ちが上がっているところを一旦冷静になってもらう時間として導入しています。

 

小1~小3(2~4期目)

設問に対して自分の考えを書き終わった生徒さんから順次、パーツを作っていきます。「競争ではないので、自分のペースでじっくり取り組みましょう」と再三に渡り伝えます。考えることも練習が必要で、練習を繰り返せば自然にスピードは上がるので、急かしません。

骨組みパーツは全員共通の黒画用紙とし、ほとんどは事前に事務局側でカットし、サンプルを参考に自力でパーツ制作および組み立てに挑戦して頂きました。

「よく見て、よく考える」という習慣を身に付けて頂くために、答えを教えるのではなく「どの部分が折られているか、両面テープがどこに貼ってあるか、どこに切り込みがあるか、よく見てサンプルと同じパーツを作りましょう」と言いつつ、進み具合に目を配り、随時ヒントを出しました。

パーツサンプルは1人ずつ配布しており、サンプルを含めたパーツ全てを組み合わせて1つの立体に仕上げます。

小1(3期目)

パーツ作りや組み合わ方を失敗したとしても、直せばOK!

「失敗しないことではなく、失敗から学んで欲しくて、あえて難しい課題を用意しています」と説明しており、多くの生徒さんから「失敗は成功の基だよね」という声が上がりました。その通りで、実は図工が得意な生徒さんほど失敗経験は豊富です。

小1~小4(1~3期目)

小1~小5(2期目)

小3(1~3期目)

骨組みが完成し次第、いよいよ、自分で材料を選び制作していく時間となります。

今回の材料は「折り紙(15✕15cm・1.5×15cm・4✕4cm)45色」「切子模様折り紙3種」「クラフト紙」「グラシン紙」のみです。

制作条件は、

①黒画用紙の切り込み面を活かすこと(編み込み方法は自由)
②切子模様折り紙は1人1種まで(使わなくてもOK)
③グラシン紙は必ず使うこと
④黒画用紙は切らないこと

とし、一応ランプシェードのイメージで骨組みを設計したものの、どんな立体作品でも構わないこととしました。ただし、制作後に作品名を付けて発表をしなければならないので、どんな作品でも構わないとはいえ生徒さんはそれぞれ真剣です。

講師サンプル

どの部分から制作して頂いても構いませんし、最初の設問「良いと思う色の組み合わせ5つ」で書いた5つの質問は使わなくてもOK、途中で計画変更もOK。でも、よく考えて色を選びましょう」と指導しました。

とても真剣に色を選んでくれました。

編み込みパターンもお任せですが、ベーシックなものはサンプルとしてお見せしました。折り紙なので薄い分、慎重に編み込む必要があります。

年長(2期目)

小3(2期目)

年長~小4(1~3期目)

 

小1~小6(1~8期目)

小1~小3(1~2期目)

小1(1期目)

色や編み込み本数、編み方などは全て各自にお任せですが、あとでタイトルを付ける必要があるせいか、それぞれ自分なりに考えを持って色を選んでくれました。

小3(3期目)

講師はランプシェードのイメージで画用紙の骨組みを設計したことは伝えつつ、作品自体はどういうものでもOKとしました。飾りでもよし、家でも良し。こちらの生徒さんはミラーボールのある部屋をイメージして作ってくれました。

小1(2期目)の作品

小2(3期目)の作品

小3(3期目)の作品

小3(4期目)の作品

小3(3期目)の作品

小3(1期目)の作品

小4(3期目)の作品

小5(3期目)の作品

小5(3期目)の作品

総評など

図工が好きで教室に入り、ほとんどの方が体験レッスンで講師との相性を確認してから各クラスに在籍されているとはいえ、やはり初めてのクラスでの初回レッスンはおそらくとても緊張されると思います。

米原教室は前期後期制、長浜教室は3期制で、年に2~3回クラスを再編があるので、実は継続して参加されている生徒さんにとっても各期初回レッスンはドキドキです。

そのため初回はあえて作業的な時間が多い制作課題にし、まずは雰囲気に慣れて頂くことを目指します。講師は生徒さんの性格や特徴の理解に努め、今後の声掛けについて思案することにしています。

色彩感覚を確認するため、色については講師から一切口出ししませんでしたが、こちらの想像以上に真剣に色を選び、まとめ上げ、発表まで頑張ってくれました。仕上がった後、制作後に書くこととして設問を2つ用意しているので、答えてから課題の時間は終わり自由工作の時間となります。ちなみに発表順は現在、仕上がった順としています。中には、

講師「1番に仕上がったから、発表は1番になるけど大丈夫?」

生徒「えっ!?・・・じゃあ、もっと作ろうかな」

と、制作を継続された生徒さんがいらっしゃいました。発表の思わぬ効果ですね。

実施日

2022年5月(工作コースおよび図工コースの前期(1期)初回課題として実施)

2021年度こども創意工夫塾作品展(2022年2月9日~2月13日)

(2022年1月26日 更新)

 

こども創意工夫塾の米原教室(絵画コース・図工コース・工作コース)9クラスと長浜教室(図工コース・工作コース)2クラスで制作された作品を集めた作品展です。

コロナ禍の中ではありますが、生徒の方の日頃の努力を発表する場は必要だと思い企画しました。会場自体が臨時休業されない限りは実施致しますが、感染予防を徹底の上ご来場願います。

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開催日時

2022年2月9日(水)~2022年2月13日(日)

11:00~17:00 入場無料(※最終日のみ16:00まで)

※主宰・講師は2/13(13:00~16:00)のみ在廊予定

会場

えきまちテラス長浜(1F daremo01内「02レンタルスペース」「03イベントスペース」)

JR長浜駅(東口)から徒歩すぐ

各教室の制作風景

課題解説ページをご参照ください

hirose-interactive.hateblo.jp

課題解説:ねんど模造(夏野菜)

(2021年10月7日 更新)

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1~2年生(塾1~2期目)の作品

概要

こども創意工夫塾恒例となりつつある、模造する粘土課題です。「粘土と道具に慣れること・モチーフをよく見ることに慣れること」を主な目的としており、今回は「夏野菜」をモチーフとしました。

難易度調整の都合上、工作コースの年長~2年生はトマトとピーマン、3年生以上はパプリカとピーマン。図工コースではトマトとパプリカ(余力があればピーマンも)を制作して頂きました。

レッスンの進め方

1袋1kgの紙粘土(デビカ)を1人1袋支給し、まずはヘラで半分にしてもらい、半分は霧吹きを水で吹きかけラップし、ひとまず残り半分を練ります。その際、紙粘土の性質(乾くと固まる)を伝え、まずはトマトorパプリカを制作していきます。

紙粘土を扱うこと自体初めての生徒さんもいるので、とりあえず粘土に慣れていければ良いというスタンスで指導しました。硬い物を練る時は手や腕だけではなく腰を使って力を入れたり、様々な角度からモチーフと粘土を見比べたり、手や指で難しいことはヘラを使ってみたり。まずは、やってみる。

身近な野菜であるトマトは、あまり実物を見ずに想像で作りがちなので「トマトは本当に真ん丸かな?モチーフをよく見て作りましょう」とお伝えしました。

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1年生(塾1期目)

なお、重めの紙粘土を利用している都合上、軽量化を図るため中には発砲スチロール球を入れています。

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図工コース・3~4年生(塾1~2期目)

モチーフより小さくならないようにと指導していたので、粘土が足りないと感じたら残しておいた粘土を千切って足すよう指示しました。

茎についてはトマトとピーマンは芯なし(直接本体に粘土を付ける)、パプリカは芯材として爪楊枝をお渡ししました。

着彩の都合で、トマトorパプリカ(図工コースの場合はどちらも)作り上げてから、先に赤い部分ををまず作り赤い部分を色付けします。本来なら粘土が乾いてから着彩するのですが、2時間で完結するレッスンなので「本当は粘土を乾かしてから色を付けますが、今回は乾く前に塗ってしまいます!」と説明しています。

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図工コース・4年生(塾3期目)

着彩時に粘土を削ってしまうことを防ぐために、大部分はカットしたスポンジで着彩。「スポンジをこすらず、色を置く感じで。こすると粘土が削れちゃうよ~」と。慣れてくれば筆でも問題ないのですが、まずはよりコントロールしやすいスポンジを利用します。道具を使い回している都合と他の材料や道具に絵具が付着することを避けるため、時間帯によってはゴム手袋を利用しました。

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4Bクラス・1年生(塾1期目)

スポンジで届かない部分は筆で。こちらも「塗るというより色を置く、というイメージで」と伝え、こすって粘土が削られる事態を防ぎます。乾ききっていない粘土に着彩するので、筆は描画用の筆とは分けています。いずれも塾で所有し、全員で共有しているので手ぶらでお越し頂けます。

赤の着彩が終わり次第、今度はピーマンの模造を行いました。

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3Cクラス+振替参加(年長~4年生)

ピーマンは必ず1つは作り、残りの粘土は使い切ってくれれば自由に使って良いということにしました。ピーマンを複数作る生徒さんもいれば、自由工作で使うために取っておく子も。

ピーマンの模造が終わり次第、緑の着彩までは自由工作の時間としました。着彩が残っていることもあり、それぞれ考え、普段の自由工作より控えめに制作していたように思います。

3Cクラスでは頭部に何か付けるor首からかける作品が流行り、緑の着彩時はそれぞれが作った何かを付けています。自由工作は名前の通りそれぞれ自由に制作する時間ですが、なんとなくその時の流行ができることも。

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3Cクラス+振替参加(年長~4年生)

緑の着彩に関しては特に指示はしていないのですが、各自とても息を潜めて真剣に着彩していました。

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3Aクラス(1~2年生)

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2Bクラス(1~5年生)

粘土も絵具も乾きらないのは承知していますが、2時間完結レッスンという都合を優先して着彩してしまうので、緑の着彩はレッスンが終わる20~10分前からスタート。クラスの進捗状況などに合わせて調整しています。

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図工コース(3~4年生)

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1~5年生(塾1~5期目)の作品

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年長~4年生(塾1期目)の作品

総評など

120分、よく集中して制作してくれたと思います。2度の着彩の間が自由工作になるので、2度目の着彩はちゃんと集中して取り組むことができるか少々心配していましたが、全員きちんと自由工作を切り上げて集中して真剣に取り組んでくれました。よく切り替えてくれました。

モチーフをじっくり見るという行為は、なかなかじれったく感じると思います。想像のまま勢いのまま作りたいことでしょう。ですが、ものをよく観察できる目を育むことはとても大事なことです。よく観察できるようになれば、更に多くのものが見えてくるはずです。できれば見えない部分のことも想像できるようになって頂けるとなお良いですね。

お察しのこととは思いますが、写真の青い部分は各自の名前を伏せるために入れています。モチーフも材料も同じなので、当日は付箋で管理していました。

始めたばかりの長浜教室では、会場を考慮しひとまず「小麦粘土」を利用しました。

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長浜教室の様子(年長)

実施日

米原教室(2021年7月10・17・18・24日)

長浜教室(2021年6月29日)

課題解説:水彩画(&模写)2021夏

(2021年8月9日 更新)

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4年生(塾3期目)の作品

概要

図工コース(米原)平面課題としては3回目、立体課題を含めると5回目の制作課題です。

水彩絵の具の練習を主な目的とし「リンゴ」と「12色相環」に取り組みました。色を混ぜること・重ねること・筆使い・水の調整を特に意識しており、マスキングテープは使っていません。

リンゴは厚手の画用紙、12色相環はケント紙を利用し、紙質の違いを知ることも意識している一方、12色相環については説明を省略し、あくまでも色を混ぜて塗る練習台として利用しました。色相環の下書きは事前に講師が作成しました。

レッスンの進め方

メインはリンゴの写実描写で、絵の具が乾くのを待つ間に色相環に取り組むことにしました。それでも時間が余れば絵本の模写に挑戦する忙しい回です。経験上、初心者の頃の方があっさり描き上げる傾向にあるので、あえて課題をいっぱい用意しています。

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図工コース(米原)はまだまだ手探り状態ですが、2021年度前期の平面課題(全5回)は毎回モチーフの1つとしてリンゴを取り入れることにしています。1回目は鉛筆と色鉛筆、2回目は鉛筆のみで、平面課題3回である今回は鉛筆と水彩画でリンゴを描くことに挑戦して頂きました。繰り返し描画することで生徒さん自身が自分で「前より上手くなったかも!」と実感し、モチベーションを維持して頂ければと思って毎回リンゴを入れています。

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リンゴを水彩絵の具で描く際は「リンゴをよく見ると、赤以外に色んな色があるよね?」「色んな色を、塗るというより描く、という意識で描けるといいね」「塗り重ねが難しくなったら乾かし、乾くまでの間に色相環にチャレンジしましょう」と声をかけ、色作りや塗り重ね順はご本人にお任せしました。

なお、道具・材料代は全てレッスン代に含んでおり、当塾の全クラスで共有しているので、指定してご持参頂いているわけではありません。手ぶらでお越し頂けます。

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リンゴの絵が乾くまで(次の色を塗るまで)は、12色相環作りに挑戦して頂きました。色相環自体の説明は省略し、「色を組み合わせる練習」として12色相環を利用しています。今回は「赤・青・黄・緑だけで12色作ること」を条件としました。塗る順番はお任せしましたが、色の組み合わせについては制作課題に取り組む前に「紫=?色+?色」という形の計算用紙を作り、それをヒントとしました。

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マスキングテープでキレイに仕上げるという手もあるのですが、今回は筆使いの練習としてテープなしで取り組んで頂きました。ムラやはみ出し等は個人の裁量にお任せしましたが、全員真剣に塗ってくれました。

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3年生(塾2期目)の作品

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4年生(塾1期目)の作品

総評など

図工コースは2020年度後期からスタートしたコースで、工作コースの立体課題(5回)に平面課題(5回)を加えたコースです。お絵かきを卒業し絵画へ移行していくことを目標にしているので、描画の基礎を意識した内容にしています。

立体課題に比べ平面課題は地道な作業が続く上、技術指導の都合により立体課題より講師の口出しが多くなりがちです。そんな中、よく頑張って課題に取り組んでくれています。なんとか写実的に、立体的に描こうという気持ちがよく伝わってきます。

水彩絵の具は現在「サクラマット水彩」を利用していることと、講師が「塗るというより、描くという意識で」と言っていたからか、全体的にマットな仕上がりとなりました。

実施日

米原教室(2021年7月3・4日)

こども創意工夫塾(長浜)夏の体験教室

(2021年7月18日 更新)

(2021年7月14日 ページ開設)

内容

間取り模型

ダンボールや色紙、ストローなどを組み合わせて間取りの模型を作ります。

→ 参考:箱庭の模型(ブログ内リンク、間取り模型と同系統の制作課題)

日程・参加対象・定員・申込締切

a.8/17(10:00~12:00) 小1~小6、4~8名 満席

b.8/17(15:00~17:00) 年長~小6、4~6名

c.8/24(10:00~12:00) 小1~小6、4~8名

d.8/24(15:00~17:00) 年長~小6、4~6名

※1回(120分)完結型の講座で、全て同内容です。ご都合の良い日程の回をご選択ください。

※異学年合同講座となります。冒頭の説明以外は個別指導となり、申込者の学年構成を考慮して定員を調整します。

※申込締切は各回1週間前までです。

参加条件

① ハサミとセロハンテープを1人で安全に扱えること。

② 自分の名前をひらがなで書くことができること。

※市販のキットを利用しない教室です。参加者全員共通の土台パーツ以外は、参加者ご本人が自ら材料を選び、あれこれ自分で作る必要があります。

参加料・持ち物

[参加料]1人2,000円(材料費・道具代含む)

[持ち物]マスク、飲み物

※料金は当日現金にてお支払い願います。

※エアコンのある屋内での制作なので、感染症対策のため原則としてマスク着用での制作をお願いしております。

※エアコンの影響で喉が渇きやすい環境です。喉が渇くと制作に集中できなくなるので、必ず飲み物をご持参ください。

会場・駐車場

[会 場]えきまちテラス長浜・2F「LOCO Living」内レンタルルーム②+③

[駐車場]下記条件で本講座参加者の方は2時間分の駐車料金が無料となります。

(条件1)モンデクールの立体駐車場をご利用頂くこと。

(条件2)駐車券を講座会場にお持ち頂くこと。

(条件3)会場で講座料金を現金にてお支払い頂くこと。

※モンデクール以外の駐車場でも、えきまちテラス長浜指定の駐車場は1時間無料となりますが、2時間無料になるよう当塾で手配可能なのはモンデクール立体駐車場のみとなります。

申込方法(2種)・締切(各回1週間前まで)

① 予約システムで予約

→ https://reserva.be/hiroseinteractive

 

予約申込時と予約完了時に予約システムよりメールが配信されます。「noreply@reserva.be」が受信できるよう、事前にメール設定の確認をお願い致します。承認制であり、承認作業は主宰・講師が手動で行っております。予約後4日以内にメールが届かない場合、お手数とは存じますが方法②に記載しておりますメールアドレスまでメールにてお問合せ願います。

※詳細は予約ページ内「About Us」と後述参照。

② メールで予約

以下の必要項目を件名・本文に記入し、メールにてお申込ください。
宛先:hirose.interactive@gmail.com
件名:夏の体験教室申込(希望日程・申込者名)
本文:
①申込者名(申込者名フリガナ)
②申込者の性別、学年、利き手(右or左)
③来場手段(車・電車・自転車・徒歩など)
④緊急連絡先(保護者の方の携帯番号)
お申込みメールを頂いた後、必ず返信致します。
メール送信後3日以内に講師から返信がない場合、送受信エラーが起きている可能性があります。たいへんお手数とは存じますが、会場の「LOCO Living」様にお問合せ頂けますと幸いです。

その他(7/14更新)

(1)保護者の方の同伴について

参加者ご本人様が自分のペースで自由に制作できる環境作りの一環として、原則として保護者の方の同伴はご遠慮頂いております。ただし、お子様が不安を感じていらっしゃる場合はご同伴をお願いしております。楽しく、集中して、一生懸命に制作できる環境作りにご協力願います。

(2)キャンセルについて

事前にご連絡頂けますと幸いです。キャンセル料は頂いておりません。

 

お問合せ先

hirose.interactive★gmail.com (★→@)
ご用件やアドレスなどが不明瞭の場合、迷惑メールとして扱い返信しておりません。予めご了承ください。

 

課題解説:箱庭の模型

(2021年7月7日 更新)

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1年生(塾1期目)の作品

概要

台紙(切り込みは事前に準備・八ツ切りのほぼ半分)サイズは全員共通とし、箱状に組み立ててもよし・平たいまま使ってもよし・裏表も自由としました。テーマは「箱庭の模型」とはいえ、図工として取り組むからこそ自由な発想で制作しましょうと提案しました。

ただし、今期終盤に「長椅子のデザイン」と「透明の家」という制作課題が控えていることを考慮し、制作条件は、

1.机に接してもいいのは台紙のみ(支える材料の形や位置を工夫しましょう)

2.庭のどこかに必ず2人がけのベンチを入れる(人のサイズは消しゴムサイズを想定)

としました。

レッスンの進め方

今回は材料を多く用意した制作課題で、台紙自体はどう使っても良し(切り取りOK)とする一方「机に接してもいいのは台紙のみ」という条件を設けました。つまり、土台を広くしたければ土台作りを工夫しなければなりません。工夫して頂きたくて、台紙はあえて小さめに設定しました。

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テーマは「箱庭の模型」としましたが、図工として取り組むので「説明さえできれば、どんな庭にしてくれても構わない」とし、「あったら面白いなと思えるような庭」を目指そうと提案しましたが、あくまで提案であり、内容はご本人にお任せです。

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もう1つの条件が作品の中に必ず2人がけのベンチを作ることでした。ですから今回の課題は、課題へのアプローチに大きく差が出たように思います。

大きく分けると、

①長椅子優先タイプ

②土台優先タイプ

③庭作り優先タイプ

といったところでしょうか。年長~低学年さんは③のタイプが多かったように思います。

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どこからどう取り組むかもご本人の裁量にお任せしており、長椅子に関しては、忘れてそうな子がいれば「制作条件は覚えてるかな?長椅子もどこかに入れてね!」と言う程度に留めました。

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一方、土台作りに関しては割とシビアに対応しました。

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最初に支給されている台紙に更に台紙を足すと、重くなるので支柱で支えたくなる気持ちも分かるのですが条件は「机に接してもいいのは台紙のみ」です。

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制作サンプルで、どのように支えているのかよく見てもらい、梁のように支える手法を自ら発見・経験して頂くよう努めました。

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しかし当塾の制作課題は1回完結型(1回120分)なので、土台作りばかりに時間を割いていては、肝心の中身がなかなか仕上がりません。時間配分も大きなポイントとなる課題となりました。

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上写真のクラスは、結局ご本人たちの希望で延長となり、2時間半以上制作に没頭してくれました。ご本人たちの集中力に驚きと嬉しさを感じつつも、辛抱強く待ってくださった保護者の方にも感謝です。

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5年生(塾6期目)の作品

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3年生(塾1期目)の作品

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4年生(塾1期目)の作品

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4年生(塾1期目の作品)

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4年生(塾3期目)の作品

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3年生(塾3期目)の作品

総評など

2021年度(前期)立体課題2回目は、前期最終回(透明の家)を念頭に置き、土台作りとアイディアを考えてもらうことを意識してレッスンを進めました。
前者については前述した通り「机に接してもいいのは台紙のみ」という条件を設け、かなりシビアに対応しました。後者については「せっかく図工として取り組むからこそ、あったら面白いなと思えるような庭を作りましょう」と提案しました。今ある材料を目指す形に見立てる表現(水や芝、砂など)も必要な課題で、考えること・取り組むべきことが多々ある制作課題だった影響もあり、多くのクラスで時間いっぱい課題制作に取り組んでくれました。

当塾は、休憩はそれぞれ自分のペースで取るようにして頂いています。「疲れたな、集中力が切れたなと思ったら、お茶を飲んでリフレッシュしたらいいよ」と常々言っているのですが、今回は時間が押していることもあってか、各自お茶休憩をしてもすぐに制作に戻っていました。時間の都合上、発表会はできるクラスとできないクラスがあったので、講師から個人的に質問をすることで発表の代わりとしました。

自由なようで厳しい制作課題に対し、よく集中して挑んでくれたと思います。

実施日

米原教室(2021年6月12・19・20・26日)

長浜教室(2021年6月15日)